中医学の文化・文献の教育参考です。医療上のアドバイスではありません。
ホーム › 処方 › 沢漆湯
📚教育参考のみ — 医療アドバイスではありません。

沢漆湯

金匱要略湯劑
出典に基づく教育参考
出典
金匱要略
原文
咳して脈浮の者は、厚朴麻黄湯之を主る。脈沈の者は、沢漆湯之を主る。(《金匱要略》)
組成
半夏半升、紫参五両、沢漆三斤(東流水五斗で煮て一斗五升を取る)、生姜五両、白前五両、甘草・黄芩・人参・桂枝各三両。右九味、㕮咀し、沢漆の汁の中に入れ、煮て五升を取る。温服五合、夜に至り尽くす。(傷寒雑病論)
用法
上九味、㕮咀し、沢漆の汁の中に入れ、煮て五升を取る。温服五合、夜に至り尽くす。
剤型
湯劑
功用
水を瀉し飲を逐い陽を通じ、咳を止め喘を平らげる。
伝統的主治
水飲が内停し、咳して脈沈なる者。
加減
心陽虚の程度が重く、舌質白淡胖大にして歯痕有り、脈弦緊:炮附子:15、乾姜:15、茯苓:20を加える。 -- 陽虚水泛証、舌質白淡胖大にして歯痕有り、脈沈弦緊:真武湯を合わす。 -- ただ坐して臥すを得ず、躺下すれば咳喘更に重し:葶藶大棗瀉肺湯を合わす。 -- 懸飲証(肺癌、胸腔積液重度)、症として咳嗽・胸痛・胸悶・脇痛(身体を動かせば牽掣して痛む)を見し、全身無力、舌質淡にして歯痕有り、苔白膩、脈沈細:香附:15、旋覆花:15、蘇子:15、陳皮:15、茯苓:15、猪苓:30、沢瀉:30、薏苡仁:60を加える。