📚教育参考のみ — 医療アドバイスではありません。
順経湯
傅青主女科湯劑
出典に基づく教育参考
出典
傅青主女科
原文
婦人に経未行の前一二日、忽然として腹疼し吐血するあり、人は火熱の極みとなすも、誰か是れ肝気の逆なるを知らん。夫れ肝の性最も急にして、順を宜しくし逆を宜しからず、順なれば則ち気安んじ、逆なれば則ち気動き、血は気に随いて行止し、気安んずれば則ち血安んじ、気動けば則ち血動く、亦た其の然るを怪しむ勿れ。或いは経逆は腎に在りて肝に在らず、何を以て血に随いて妄行し、竟に口より上出するに至るや、是れ肝の血を蔵せざるの故か?抑も腎の気を納めざる而して然るか?と謂う。殊に知らず少陰の火は、急なること奔馬のごとく、肝火を得て直ちに衝き上り、其の勢い最も捷く、経に反して血と為るも、亦た至便なり、正に必ずしも肝の血を蔵せざるより、始めて吐血の症を成すにはあらざるなり。但だ此等の吐血は、各経の吐血と異なる者有り、蓋し各経の吐血は、内傷に由りて成り、経逆の吐血は、乃ち内溢して之を激する使然なり、其の症は絶えて異なるも、其の気逆なるは則ち一なり。治法は似て宜しく肝を平らげ以て気を順にすべくして、必ずしも精を益し以て腎を補うを須いざるなり。然りと雖も、経逆の吐血は、大いに血を損せずと雖も、反覆顛倒、未だ免れず太だ腎気を傷る、必ず腎を補うの中に、気を順にするの法を用いて、始めて当を得と為す。
組成
当帰酒洗5銭 大熟地九蒸5銭 白芍酒炒2銭 丹皮5銭 白茯苓3銭 沙参3銭 黒芥穂3銭
用法
毎日1剤、水煎、朝、晩の2回に分けて温服。
剤型
湯劑
功用
腎を滋し肝を柔らげ、水を補い火を制し、逆を降し血を止める。
伝統的主治
婦人に経未行の前一二日、忽然として腹疼し吐血するあり。