📚教育参考のみ — 医療アドバイスではありません。
十六味流気飲
萬病回春湯劑
出典に基づく教育参考
出典
萬病回春
原文
-- 婦人の乳岩は、始め核腫あり、鼈の如く、碁子の大きさで、痛まず痒まず、五七年にして方めて瘡となる。初めは宜しく疏気行血の薬を多く服すべし、情思の如意なるを須いれば則ち癒ゆべし。もし成りたる後は、則ち岩穴の凹の如く、或いは人の口に唇あるが如く、赤汁膿水が胸腹に浸淫し、気攻めて疼痛む。五灰膏を用いて蠹肉を去り、新肉を生じ、漸々に収斂す。此の疾は多く憂鬱積忿より生じ、中年の婦人に多い。未だ破れざる者は、方めて治すべし、瘡と成れる者は、終に治すべからず。宜しく十六味流気飲を服すべし。(『万病回春』)
組成
当帰15g 川芎15g 白芍15g 桂枝15g 人参15g 桔梗15g 白芷10g 黄耆10g 木香10g 烏薬10g 厚朴10g 枳殻10g 檳榔10g 防風10g 甘草10g 紫蘇葉10g
用法
九碗の水で三碗に煮詰め、食後に各一碗ずつ温服する。
剤型
湯劑
功用
理気行血、排膿消腫。
伝統的主治
肝気鬱結、血行瘀阻、あるいは風寒湿邪の外侵により、気血が和せず、腫塊を結成し、皮色が変わらないもの。
加減
無名腫毒:散腫潰堅湯を合す。
-- 乳癌にして出血甚だしく痛む者、男女の乳の病:青皮:10を加える。
-- 気腫:連翹:10を加える。
-- 瘰癧馬刀瘡、長年膿なく、寒熱往来:黄芩:10、連翹:10、昆布:10を加える。
-- 乳房内の小石、乳核あるもの:青皮:10、連翹:10、柴胡:10、黄芩:10を加える。
-- 痘瘡の全毒流注して癰腫を成す:連翹:10、金銀花:10、黄芩:10を加える。
-- 気滞、血滞、無名の腫物:連翹:10、金銀花:10を加える。
注意
七情を戒め、生臭い味を遠ざけ、鬱怒を解き開けば、方に始めて癒えることができる。