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桃核承気湯

傷寒論湯劑
出典に基づく教育参考
出典
傷寒論
原文
-- 太陽病解せず、熱膀胱に結し、其の人狂の如く、血自ら下り、下る者は癒ゆ。其の外解せざる者は、未だ攻む可からず、まさに先ず其の外を解すべし。外解已り、但だ少腹急結せる者は、乃ち之を攻む可し、宜しく桃核承気湯。(《傷寒論》)
組成
桃仁五十個、大黄四両、桂枝二両、炙甘草二両、芒硝二両。以上の五味を、水七升で煮て二升半を取り、滓を去り、芒硝を入れ、さらに火にかけて微かに沸騰させ、火から下ろす。食前に温服五合、日に三服、まさに微かに下るべし。(傷寒雑病論)
用法
以上の四味を、水七升で煮て二升半を取り、滓を去り、芒硝を入れ、さらに火にかけ、微かに沸騰させ、火から下ろし、食前に温服五合、日に三服、まさに微かに下るべし(現代用法:湯剤とし、前の四味を水煎し、芒硝は沖服する)。
剤型
湯劑
功用
瘀を逐い熱を瀉す。
伝統的主治
下焦蓄血証。下腹部の拘急硬痛、小便自利、夜間の発熱、譫語・煩渇、甚だしければ狂の如き、および血瘀による経閉、痛経、産後の悪露不下を症見る。脈は沈実または渋。
加減
前立腺肥大、前立腺癌、膀胱癌、陰嚢腫脹、腹水小便不通:猪苓湯を合す。 -- 経閉経痛:当帰:10、丹参:30、紅花:6、赤芍:10を加える。 -- 跌打損傷、瘀血停留、疼痛已まざる者:赤芍:10、当帰:10、紅花:6、蘇木:10、三七:3を加える。 -- 精神病、神経系統疾病、脳系疾病:大柴胡湯を合す。
注意
表証未解の者は、まさに先ず表を解し、而る後に本方を用う。本方剤は破血下瘀の剤であるため、故に妊婦は禁用。