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桂枝茯苓丸

金匱要略湯劑
出典に基づく教育参考
出典
金匱要略
原文
-- 婦人にかねて症病あり、経断未だ三月に及ばずして、漏下止まざるを得るは、胎動臍上に在る者は、症痼の害と為す。妊娠六月にして動く者は、前の三月经水利せし時は、胎なり。下血する者は、後断三月、衃なり。血の止まざる所以の者は、其の症去らざる故なり。まさに其の症を下すべし、桂枝茯苓丸之を主る。(《金匱要略》)
組成
桂枝、茯苓、牡丹、芍薬、桃仁各等分。上の五味、之を末にし、煉蜜和して丸と為し、兔屎の大さの如く、毎日食前に一丸を服す。知らずんば、三丸に加至る。(傷寒雑病論)
用法
上の三味、之を末にし、煉蜜和して丸と為し、兔屎の大さの如く、毎日食前に一丸(3g)を服す。知らずんば、三丸に加至る。(現代用法:共に末と為し、煉蜜和して丸と為し、毎日3-5gを服す、亦た湯剤に改めて水煎服すべし、用量は原方の比例に依りて酌定す。)
剤型
湯劑
功用
活血化瘀、緩やかに症塊を消す。
伝統的主治
瘀血胞宮に留結し、妊娠胎動不安、漏下止まず、血色紫黒晦暗、腹痛按を拒む、或いは産後悪露尽きず、婦女経行暢ならず、舌紫暗或いは瘀斑、紫点あり、脈渋。
加減
血瘀腫塊:醋三稜:6、醋莪朮:6を加う。 -- 皮膚病、皮膚痒、水腫の者:薏苡仁:30を加う。 -- 排卵せずして不妊症を造成する者:紅花:10を加う。 -- 血虚厳重、身体の姿勢を変える時眩暈、唇白、舌質白淡柔嫩、或いは子宮肌瘤、卵巣嚢腫あり:当帰芍薬散を合す。 -- 糖尿病足、糖尿病腎症、下肢静脈血栓等に因りて引き起こされる腰痛無力、下肢疼痛等:白芍:15、懐牛膝:30、丹参:30、石斛:20を加う。
注意
婦人の妊娠にして瘀血症塊ある者に対しては、只だ漸く消し緩やかに散ずべく、峻猛に攻破すべからず。原方其の用量、用法に対して規定甚だ厳しく、臨床使用に当たりて切に注意すべし。