📚教育参考のみ — 医療アドバイスではありません。
真武湯
傷寒論湯劑
出典に基づく教育参考
出典
傷寒論
原文
-- 太陽病で発汗させたが、汗が出ても解せず、その人がなお発熱し、心下悸、頭眩、身瞤動、振振として地に擗れんとする者は、真武湯がこれを主る。(『傷寒論』)
-- 少陰病で二三日已まず、四五日に至り、腹痛、小便不利、四肢沉重疼痛、自下利する者は、これ水気有るなり。その人或いは咳し、或いは小便利し、或いは下利し、或いは嘔する者は、真武湯がこれを主る。(『傷寒論』)
組成
茯苓三両、芍薬三両、生姜三両、白朮二両、附子一枚(炮、皮を去り、八片に破る)。右五味、水八升を以て、煮て三升を取り、滓を去る。温服七合、日三服。(傷寒雑病論)
用法
水八升を以て、煮て三升を取り、滓を去り、温服七合、日三服(現代用法:九碗の水で三碗に煮詰め、中小火で約一時間半以上煮て、三食の食前に各一碗ずつ温服する。)。
剤型
湯劑
功用
温陽利水。
伝統的主治
1.脾腎陽虚、水気内停の証。小便不利、四肢沉重疼痛、腹痛下利、あるいは肢体浮腫、苔白く渇かず、脈沈を症見る。
2.太陽病、発汗、汗出ても解せず、その人なお発熱し、心下悸、頭眩、身瞤動、振振として地に擗れんとする。
加減
水腫の甚だしい者、あるいは気虚証、舌淡胖大:黄耆:30を加える。
-- 水腫が厳重で、舌に瘀点がある:益母草:30を加える。
-- 眩暈の甚だしい者あるいは小便不利:桂枝:10、猪苓:10、沢瀉:20を加える。
-- 水寒が肺を射て咳嗽する者:乾姜:10、細辛:10、五味子:10を加える。
-- 咳嗽あるいは気喘、痰多くして白く、苔白膩:半夏厚朴湯を合する。
-- 四肢疼痛、あるいは水腫がある:細辛:10、麻黄:10を加える。
-- リウマチ性関節炎:桂枝:10を加える。
-- 水寒が胃を犯して嘔する者:呉茱萸:10、生半夏:10を加える。
-- 陰盛陽衰にして下利の甚だしい者:乾姜:10を加える。
-- 便秘が厳重、あるいは腎機能不全の者:大黄:6を加える。
-- ただ坐して臥すを得ず、躺下すれば咳喘が更に厳重:葶藶大棗瀉肺湯を合する。
注意
酢、豚肉、桃、李、雀肉を忌む。